【コラム】機械学習エンジニアの新しい働き方

AI・機械学習のスキルを武器に新たな働き方を手に入れる

AI・機械学習のスキルを持つエンジニアやプロマネの市場ニーズが高まるにつれ、人材の流動性も高まっています。NTTや富士通、NECといった国内の老舗企業でさえ、人工知能スキルを持つ者には高額な報酬を準備すると発表し、人材獲得競争は高まるばかりです。

一方、肝心の機械学習エンジニア達に話を聞くと、職場観について「尖った」意見を持っている方が多いように思います。多少、給与が高いことよりも「面白い案件に携われるか」「自由に働けるか」といったことを重視しているように思います。

特に、例えば社内調整や稟議・決裁の類を「無駄なもの」ととらえる傾向が強く、サラリーマンを「しょせん丁稚奉公」ととらえた、自立志向の強い方も多い印象です。

そこで今回のコラムでは、AI・機械学習のスキルをテコに、「自由さ」や「給与」を改善できるのか調べてみる方法について考えてみます。

自分の待遇の期待値を知っておこう

たまに「今はAIエンジニアは売り手市場だから、なんとでもなるだろう」と勢いに任せた行動をされる方がいますが、やはりそれはあまり薦められたものではないでしょう。

実際、2020年2月現在で売り手市場であることは間違いなく、AIエンジニアであれば仕事は必ず見つかると思います。しかし安易な転身は、本来得られるはずだった「面白い仕事」や「自由」、「給与」を手放すことにもなるかもしれません。

日本でも転職やフリーランスの働き方は十分受け入れられてきましたが、それでもまだまだ、日本は大企業×安定志向の強い国です。

フリーランスであれば、いざ働き始めたときに後悔しないよう、「会社のカンバンを外した時、どんな仕事でいくら稼げるのか」を会社員のうちに正しく把握しておきたいものです。またこれは世の中にどのような案件(ニーズ)があるのか知ることにもなり、自身のキャリアの方向性を微修正し、よりニーズの高いスキルセットをもつ人間に成長する機会を得ることでもあります。

転職にしても、やはり転職回数が多すぎることは歓迎されないのが現実です。まだまだ、「蓄積された長年の信頼」に重きを置く傾向は強いと思います。「自分が転職をしたいとき」にあわてて転職案件を探していたのでは、たまたまタイミング的に希望しない仕事しかなく、キャリアの信頼を落としてしまうかもしれません。自分のタイミングではなく、「世の中にどんなオポチュニティ(機会、チャンス)があるか」を常に横目でみて、自分にとって良い案件がでたときに即座に動けるようにしておく方が良い案件を掴めるでしょう。

機械学習エンジニアやプロマネとして、どのようなフリーランス案件があるのか、転職ニーズがあるのか知るためのサービスをいくつかご紹介しましょう。


「自由さ」をどの程度確保できるか(フリーランス案件の情報取得)

フリーランスのAIエンジニアになったとき、どんな魅力的な仕事を任せてもらえて、どのように働いて、どれくらい稼げるのかイメージをつかむ最も有用な方法は、実際に企業が依頼する案件の情報をみることです。

どんな仕事にどんな人を求め、いくら払ってくれるのか、特に機械学習・AI案件を多く仲介してくれる会社を紹介します。


機械学習エンジニア・データサイエンティスト専門のフリーランス案件情報サイト「BIGDATA NAVI」

機械学習エンジニアやデータサイエンティストの専門サイトであり、一般的なITシステムやPMOといった案件は掲載されていません。現在、AI系人材のフリーランス案件が最もわかりやすいサイトの1つでしょう。

依頼する企業側がどんな仕事を「機械学習エンジニアの仕事」ととらえていて、どういう言語での実現を考えているのかもわかります。

BIGDATA NAVIで紹介される案件例を確認する

こちらは無料のサポート登録を行わないと案件のすべてを確認することはできませんが、登録に特に不都合はないと思います。週の希望稼働日数も登録することができるので、まずは副業ベースの案件を探すことも可能です。


エンジニアの新しい働き方を応援する「MIDWORKS」

こちらは機械学習専門というわけではありませんが、「Python」や「データサイエンティスト」のカテゴリで案件を絞ることができ、周辺領域も含めて多くの案件が登録されています。

MidworksのPython案件特集ページへ

またここの特徴は、フリーランス案件の紹介でありながら、保険や福利厚生といったサポートもしてくれる点にあります。フリーランスにとって、社会保障の有無は心配事の1つであり、その点は機械学習エンジニアでも変わりありません。

Midworksの社会保障紹介ページへ

Midworks は会員登録をするだけで案件の内容を確認できますので、一度登録だけしてみるのもよいと思います。


フリーランスIT/Webエンジニアの案件紹介サイト【エミリーエンジニア】

こちらもMidwoks同様、機械学習エンジニア専用のものではありませんが、PythonやRといった言語で案件を検索することができます。

また比較的高単価な案件を紹介できることを強みとしていますので、比較検討の意味も含めて、WEB登録しておくことに不都合はないと思います。


「待遇」をどのくらい上げられるか(転職ニーズの情報取得)

機械学習・AIエンジニア、データサイエンティストなど転職価値が高いと言われてはいますが、具体的にどのような企業でどんな待遇で迎え入れようとしているのでしょうか。

機械学習分野のスキルを持つ方の転職バリューを理解するための情報を提供してくれる企業を紹介します。


エンジニアのための転職エージェントサービス「Tech Stars Agent」

ITエンジニアに特化した転職エージェントサービスです。正直、大手の転職エージェントのキャリアコンサルタントは、人当たりの良さだけを重視して、専門知識に欠けた方も多い印象です。専門性の高いエンジニア業界の転職では、調整役になるべきキャリアコンサルタントの方が現場の肌感を持っていないと、話が通じないケースが多々見られます。

「エンジニア経験のある方だけがキャリアコンサルタントを担当する」というのは、転職エージェント選択においてシンプルですが重要な要素だと思います。

こうしたエージェントの相談は無料ですので、ご自身の居住地が近いのであれば、活用しない手はありません。100聞は1見にしかずとはよく言ったもので、対面で1時間話すことが最も手早く情報を得る手段になることは多いと思います。


IT・Web転職特化エージェント【レバテックキャリア】

こちらは転職情報だけでなく、フリーランス案件も掲載されています。また、Python言語のカテゴリで案件を探すことができるのも良い点かと思います。

しかし、上記4つのサービスと比べると、必ずしも機械学習エンジニア向けというわけではなく、より一般的なIT案件のエージェントという印象が強いです。

ただ依頼企業の中には、社内でAI案件をIT案件のニーズを切り分けることができずに「とりあえずIT転職エージェントで有名なとこ」に丸投げするケースもあります。こうした案件に興味がある方は、会員登録して情報を探してみてもよいのではないでしょうか。


上記はいずれも、無料の登録だけで情報取得ができます。
職業転換で価値を高めていく人は日頃から感度高く情報を集めているものです。

ジャック・ウェルチではありませんが、「余儀なくされる前に変革」できるよう、情報には敏感になっておきたいですね。

それでは、また。

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