人工知能プロジェクトマネージャー試験の試験結果データ(合格率、平均点、特徴)
私たち一般社団法人 新技術応用推進基盤は、これまで「AIを使いこなし、企業と社会にインパクトを与える人財を育てる」ことを目標に、人工知能プロジェクトマネージャー試験を運営してきました。
幸いにもこれまで多くの方に本試験の趣旨に賛同いただき、ご受験いただいております。直近の試験結果データについて公開いたしますので、今後のご受験・学習の参考として頂けましたらと思います。
目次
試験の合格率、平均スコア、最高 / 最低スコアについて
人工知能プロジェクトマネージャー試験の合格率、平均スコア、最高/最低スコアをご紹介します。
なお、調整後の各試験実質合格ラインは得点率75~80%程度で推移しています。
※ データ対象:一般受験者様(個人受験者様)、不正受験等の失格者を除く
※ 集計期間:公式テキストの発売~本記事公開時点まで
※ 小数点四捨五入
- 合格率:19.4%
- 平均点:665点(990点満点)
- 最高点:880点(990点満点)
- 最低点:315点(990点満点)
試験結果の特徴について
受験者に目指して頂きたい得点率
合格者の全体平均スコアは80~85%程度を推移しています。
試験の合格ラインは75~85%で調整してもいることから、これから受験をする方には合格の目安として80%の得点率(約800点)を目指していただきたいと思います。
合格者の傾向 / 特徴について
合格者の分野別得点率をみると、合格者であってもマネジメント領域と技術領域で差がある場合は多く、より専門として得意な領域は存在していると見受けられます。しかし不得手な分野でも極端に点を落とさず、平均点程度(60~70%程度)を獲得しているのも合格者の特徴と思われます。
不合格者層でも同じように得意・不得意の領域が存在する傾向はみられますが、不合格となってしまった方では不得意の領域を極端に低得点(50%未満など)としてしまっていることも多く、合格者との違いとして確認できる傾向です。
また分野の中でも比較的一般論として回答できる分野(分野E~G)について、合格者は点を取りこぼさず高得点としていることも傾向として見受けられます。
合格に向けた学習について
受験者様の得点傾向を分析した結果から、600点・700点・800点の前後で、それぞれ「壁」があるとの見解を持っています。
まず、600点前後~700点未満の得点は、「時々わからない問題がありながらも、試験問題に対してしっかり向き合えて」いなければ取得できない得点圏と考えています。選択肢を勘で適当に選ぶだけでは中々この得点率には到達できませんし、マネジメント領域・技術領域のいずれかだけをみれば、合格水準にある方も多いのがこの得点圏の方の特徴です。
もしご自身がこの得点圏にある場合、まず自身の苦手分野について公式テキストをしっかり読み込むことをご推奨します。苦手分野の改善で合格に向かうと思われます。
逆に、まだ600点前後未満にあるという方は、得意・不得意を意識せず、わからない点は読み飛ばしながらでもかまいませんので、いったん公式テキストを流し読みし、全体像を掴む読み方をご推奨します。全体観を掴んでから難しかった箇所を読み直したり、該当箇所の参考書籍にあたったりした方が理解がはやまることも多いでしょう。
次に、700点前後~800点未満の得点圏にある方は、合格まであと一歩の水準にある方たちです。
試験においてわかった問題とわからなかった問題がよりはっきりと記憶されているかと思いますので、該当部分の公式テキストをピックアップして読み直し、附属の練習問題と解説を見直してみましょう。
また単純に「試験なれ」の問題である場合もあるかと思われます。
人工知能プロジェクトマネージャー試験は、分野A~Gの単位だけでなく、小分類単位で回答に制限時間が設定されています。これはプレッシャーになりますし、WEB試験の形式や操作に慣れていない方は緊張もしてしまうと思いますので、試験形式を思い出しながら、落ち着いて受験できるタイミングと環境を用意して再チャレンジしてみてください。
試験に関連するお役立ちリンク
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