人工知能プロジェクトマネージャー試験

試験概要

近年、人工知能(AI)は企業活動のアナリティクス・デジタライゼーションにいっそう活用されるようになりました。もはやAIはアカデミズムをはなれ、「ビジネスとして地球を科学する」ツールとなっています。

しかし人工知能をビジネスに用いる時、

1. あるべき目標感を設定し、
2. 実現性ある妥当な方法論で目標までの道のりを設計し、
3. 法令を遵守しながら、
4. 関係各所と折衝をおこない、
5. 納期までに価値をだす

ことを正しいアナリティクスの知識を基に実行できる人材は多くありません。いわゆる「プロジェクトをまわせる」人材が極めて少ないのが我が国の実情です。

これまで関連各社の努力によって、PythonやRといったプログラミングを学ぶ環境とcertification(能力の証明としての資格)は整備されてきました。これにより逆に顕著となってきたのが、「優秀なプログラマ」だけではビジネスが成立しないという事実です。ビジネスの推進には、組織の目標を理解し、To-Be(あるべき姿)に向けた現実的な方法論を構築することができ、必ずしも専門家でない「意思決定者」に要点を伝え、組織として物事を前進させていく人間が絶対に必要です。

しかし、ビジネスがソースコードで成り立っているわけではないことに同意する方は多いにも関わらず、これまでの我が国のマネージャー向け教育・資格はずいぶんおざなりだったように思います。マネージャーの成長は個人的経験に任されているというのが実態ではないでしょうか。

人工知能プロジェクトマネージャー資格は、このような状況を打破し、真に"マネジメント"をできる人材の輩出を目指しています。技術を知らない"なんちゃってマネージャー"でも、ビジネスを知らない"プログラムオタク"でもない、本来の意味のマネージャーであることを証明する資格です。

本当の意味でのマネージャー人材こそ、アナリティクスのユーザー企業・提供企業ともに、もっとも社内で育成すべき人材であると確信しています。

認定資格

試験の合格者は「(一社)新技術応用推進基盤認定 人工知能プロジェクトマネージャー」資格を取得することができます。
※人工知能プロジェクトマネージャー試験は一般社団法人新技術応用推進基盤の商標登録申請済資格です。
履歴書への記載はもちろん、名刺、Linkedinの自身のページへの記載などにご活用いただけます。

試験内容

試験は7つの分野からなります。問題は各分野のすべてから必ず出題され、ある分野から問題が出題されないということはありません。
90分の試験時間で、60問の課題に回答することが求められます。
また、合否は重ね重ね85~90%の正答率になるように設定されています。

一般的な資格試験と比べ合格の正答率を高めに設定しているのは、「プロジェクトマネージャーは品質管理の最終責任者である」からです。マネージャーがチームNo.1の技術力を誇る必要はありませんが、逆に"まったく知らないこと"はあってはなりません。また、安定的なパフォーマンスを発揮することも重要です。そのため、どの分野でも高い正答率を出すことを要求しています。

分野A:目標設定能力
架空のケースを基に、思考力を確認する分野です。
(例)
・人工知能で何の課題を解決すべきか
・それは組織全体の課題の中でどんな意味をもつのか
・どういう状態になれば解決されたといえるのか

分野B:課題解決能力
プロジェクト中に発生する諸課題への対処能力を確認する分野です。
(例)
・突然の仕様変更にどう対処するか
・精度が目標に到達しない、そのときどう対処するか

分野C:統計的理解

分析に関する技術的な理解度を確認する分野です。
(例)
・回帰分析、決定木、SVM、NNなど各手法の概要理解
・ハイパーパラメータの理解
・目的変数と説明変数の選択への理解

分野D:統計理解の実装力
分析を自立的に行うための技術的な理解度を確認する分野です。
(例)
・Python/R等の基本的なプログラミング言語への理解
・各種ライブラリへの理解と利用力
・各種統計ツールへの理解

分野E:システム構築能力
システム構築に関する技術的な理解度を確認する分野です。
(例)
・エッジコンピューティングのNW構成をどうするか
・セキュリティを担保したDB構成はどうするか
・商用化におけるモデルアップデート方法はどうするか

分野F:プロジェクト遂行能力
プロマネに関する推進能力を確認する分野です。
(例)
・稼働管理 / 線表の引き方
・遅延リスクの予測と解決策の提示力

分野G:法令理解
人工知能プロジェクトに必要な法令知識を確認する分野です。
(例)
・データ / モデルの所有権は誰にあるか
・ プロジェクト中の技術的発見の所有権は誰にあるか
・NDA(秘密保持契約)の締結について

試験形式

日々多忙なエンジニア、ビジネスマンの受験へ可能な限り配慮するとともに、高い合格基準に向けて受験機会を十分に確保したいとの思いから、試験はCBT(Computer Based Testing)方式を採用しております。
日本全国の最寄会場にて、受験者の都合の良いタイミングで何度でも受験することができます。

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